Round Lesson

20080402西コース.jpg軽井沢72最初西コースオープン2008/4/1予定が降雪で4/2に。スタート1番目でTV局ニュース番組撮影にフォーカスされたラウンド・レッスン

■ ラウンド・レッスン ■

● 練習場でのスクール、レッスンの限界 ●


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これは明らかである。コースは天然の芝。野球の場合は人工芝球場がある。サッカーグラウンドもゴルフコースもいまだ人工芝のコースは世界中(?)探しても無い。

練習場は人工芝のマット。ヘッドは滑るから正しいインパクトなのかどうか判らない。教科書の基本を習える教室。基本を習っても、コースですぐ上手なれるかといえば、個人の才能とは関係なくノー。

ドライビングレンジには早朝から夜遅くまで熱心に沢山のボールを打つ風土がある。人それぞれなのでいい。だが、自分だけでの練習には限界がある。

悪い癖が悪い癖を呼ぶ。人間は悪い癖だけ残るとプロは指摘する。

自分一人の練習の次は、ティーチングプロに見てもらう。プロから自分をチェックしたらどこがどうなのか判るしワンポイントが期待できる。しかしどんなプロでも、その人がコースでどうなのかまでは憶測すらつかない。それを求めるのは土台無理。スイング・リハビリとは、病院で術後に復帰のためのリハビリを受けている期間であろう。こうしなさい、こうしたらいいよとアドバイスくれる。しかし、一生病院でリハビリを受けることはあり得ない。いつかは放り出されるのは実社会と同じだ。

ゴルフを習う途中での練習場でのスクールやレッスンでは限界がある。


● コースでのラウンド・レッスンの効果 ●


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病院で手術を受けたあと復帰のためにリハビリを受けてやっと退院する。退院した後は自宅で自分独りで実際の生活の場面で判断し、行動しなければならない。

じつは、ここが本人には最も大事な部分である。この移行期間が大事。たまに通院しリハビリを受けることもある。退院したからうまく行く保証はない。

本当のところは、理学療法士がその患者をフォローしリハビリを受けてから自宅でうまく生活できているかチェックをすることなら一番いい。

今の世の中はそこまで面倒見ない、見ても介護保険の範囲でしか見ない。一般にワンツーマンで見てもらうことも叶わない。

介護をそこまでフォローするような仕組みになっていない以上無理なのである。ゴルフも同じ理屈と考えている。

私が最近参加するプロとのラウンドレッスンは、実は、この部分に当たるのである。目的は、リハビリ指導通りに上手くやれるか?やっているか?を日常チェックしてもらいたいわけである。

あくまでも自立支援を求め、自立したいという希求のサポートがある筈だという考え方なのである。

しかしながら、これをしてくれるゴルフのプロは、現実的には、身近には非常に少ない、と言えるのではなかろうか。私が探してもラウンドレッスンが受けられるところが非常に少なかったし、その後も、同じに思える。


ゴルフ復活から”70SWING” を目指しているこの数年間、私には、だからこそ、この自立支援の実習リハビリ、すなわち、ラウンドレッスンが欠かせない存在となった。


私にとっては、今のところ、昭和の森GAの石井トーナメントプロがフォローしてくれているのでまことに有難い存在なのである。

●  斜面ばかりでのショット ●

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誰でも知っていることとして、コースのフエアウエイは斜面ばかりである。平坦はない。バンカーもある。それぞれの打ち方はひとつひとつちゃんと確立されているから、教えてもらい。覚えて、いつでもできるようにするしかない。そのためにもラウンドレッスンは有効である。そしてコースで実践しながら自分の技術として習得したい。ゴルフはあくまでも自分一人でやるしかない。ワンショットワンショット自分が試されている。


● 最終目標は、自立 ⇒ ”70SWING” ●


ラウンド・レッスンは、術後リハビリを受け退院し自宅に戻ったあとの、実生活でどう生きるかという、介護補助であると述べた。これは自立支援であり、実際の現場(コース)での実習介助(ラウンドレッスン)のプロセスである。

しかしながら、いつまでも依存する訳にはいかない。ラウンドレッスンを活用することは、復帰への効率がいい近道になるに間違いない。そこからは出来るだけ早く自立しなければならない。

2008年がラウンドレッスンのピークと位置付けている。一応さまざまな傾斜・状況でのショットを体験できたと思う。そして、スイングの再チェック、そして、クラブのスムーズな総重量/バランスの流れ再調整でもって2008年総括成果としている。

スコア的進歩で申せば、ひとりでプレーした成績としては、2004年桜ケ丘スクールコンペの89、昭和の森GCでは91~97で取得を試みたJGAHDCP19-23、2008年7月埼玉GCで IN41 OUT47 88を出しベストスコアを更新。

ステップ1を修了し、一応、80台に乗せた。ステップ2と外のコースでの違ったオープンコンペに新しく参加し始める計画だから、さらなる緊張あるゴルフプレーの挑戦は続く。

この自立する時期を私の場合は、70歳に定めている。これが ”70SWING” 計画と勝手に決めてそれを試しているだけなのである。淡々と粛々と。


coloredcart.jpg70SWING 完成最終ホールへ

70SWINGとは?LinkIcon

OJTとOffJTとの
使い分け

アマチュアから見る話として、「いくら教えてもらってもゴルフがちっとも上手にならないんだ!」と嘆く御仁は巷に沢山いらっしゃる。そんなことはないと反論されるゴルファーは少ない。

普通の人間である私もまったく同感のままこの数年間を過ごして来ている。

プロの目から見れば、30分単位のレッスンは、どちらかといえばプロからの解説に費やされる。あとは練習してください。こうなる。これが練習場のレッスンの姿になっている。

スクールは生徒の数が多い。接する時間が少ない。生徒もその事を感じたら、個人レッスンを選択したらいい。

ゴルフをプレーするのは練習場でなくコース。ここに気がつかないと上手になりたい意欲が意気消沈し易く練習まで終り技術向上を諦める人が多い。

会社人生で学んだ表現をすれば、練習場でのレッスンはOffJTであり、ラウンドレッスンはOJTと違いがある。

コースでプロにワンツーマンでそばで見てもらう効果は計り知れない。

この違いを上手に使い分け、自立していくのが、ゴルフ上達の近道となる。

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自分をどう観察したらいいか?
ミケルソンは親父さんのスイングを真似て
右利きなのに左打ちになってしまった

OJTとは

Wikipediaより抜粋

OJT(On-the-Job Trainingの略)とは企業内で行われる職業指導手法の一つ。職場の上司や先輩が部下や後輩に対し、具体的な仕事を通じて、仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを、意図的・計画的・継続的に指導し、修得させることによって、全体的な業務処理能力や力量を育成するすべての活動。

OJTという言葉は1935~1940年頃辞書(Webster)に採録されたが、アメリカで第一次世界大戦中(1914~1918)にできた手法とされる。これに対し、職場を離れての訓練といった意味でOffJTという言葉があるが、こちらは日本の教育サービス関係企業がつくった 和製英語である。

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自分で自分は見えない
鏡に映しても反転して見える
プロは自分をモニターしてくれる
アドバイスは有効

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